自分のイライラしやすい性格に悩んでいる人やよく怒ってしまって後悔している人はいませんか。
怒りは、時に人生を狂わせるほどの力を持っています。
今回は、そんな怒りやイライラ感情のコントロールの方法についてお伝えします。
怒りのイメージ
まず怒りと聞いて、どんな印象を抱くでしょうか。
色々な印象がありますが、なんだかマイナスなイメージではないでしょうか。
この記事を見ている人の多くは、どうしてイライラするんだろう、どうして怒ってばかりいるんだろうと悩んでいる人だと思います。
もしくは、大したことないことで怒り、誰かを傷つけてしまったり、乱暴になったりして、後悔しているかもしれません。
だから、怒りと聞いて、良くなことだ、無くしてしまいたいと思っているかと思います。
怒りは悪くない
時に怒りで誰かを傷つけてしまうこともあります。
しかし、怒りには別の側面もあります。
怒りには、パワーがあります。
怒りは、人を動かすエネルギーでもあります。
人はどんな時に怒りを覚えるのでしょうか。
例えば、不公平な環境にだったり、ルール違反する人にだったり、なんだか納得いかないと思って、怒りが湧いてくるかもしれません。
これらの怒りは、状況を改善していくエネルギーになるかと思いまし、言葉を換えれば正義感が強い人などとポジティブなイメージを持つこともできます。
また、怒りを適切に使えば、何かを成し遂げることも可能です。
なので、怒りをただ悪いものだとか、消し去ってしまいたいとは思わないで下さい。
そうではなくて、そのイライラや怒りは私たちに何を伝えようとしているのか考えてみませんか。
怒りの最大要因
イライラしたり、怒ったりするには、生得的なものや環境的なものなど、色々な要因があります。
しかし、今回取り上げる怒りの最大要因を1つお伝えしますと、それは「べき思考」というものです。
先ほど例として挙げた正義感も、「べき思考」という視点から見るとどうでしょうか。
- ルールを守るべき
- 弱い人を守るべき
- 悪い人は懲らしめるべき
などなど、色々な「べき思考」が浮かんできます。
もちろん、適度な考えなら、世の中のためになるでしょうが、もしその思考が強すぎると、大変なことになります。
少しでも「べき思考」から外れる人や物事には、その「べき思考」に従わせようと怒りが湧いてきます。
力ずくでも従わせようとしたくなってしまいます。
そうすると、自分も周りもちょっとしたことでイライラしたり、怒りをぶちまけたりして、うんざりしてしまいます。
長い人生、このままでは疲れてしまいますね。
怒りをコントロールする方法
そこで、イライラや怒りを上手くコントロールして、自分も周りも疲れないようにしたいですね。
そのために、まず大切なのが、怒りのログをつけることです。
怒りのログとは、怒った時の状況やその時の思考などを書き留めておくということです。
どのような状況やきっかけで、どんな怒りが湧いてきたのでしょうか。
また、怒りのバリエーションも見えてくるはずです。
怒りのバリエーションとは
持続:どのくらいの時間怒りが続くか強度:どのくらい強い怒りか
頻度:どのくらいの頻度で怒るか
そうして多くのログが貯めると、自身の怒りの傾向が見えてくるかと思います。
イライラしやすい状況は、どんな時でしょうか。
多くの人は、空腹時や急いでいる時にイライラしやすようです。
そして、その時の「べき思考」を捉えるようにしてみて下さい。
怒る時に、どんな思考が頭に浮かんでいることが多いのかが見えてくるはずです。
もし自分の「べき思考」が見つかったら、それだけでも大きな一歩です。
もう一歩進めるには、見つかった自分の「べき思考」に対して、それを少し和らげるために、自ら例外を探して反論をしてみるのもいいでしょう。
例えば、「ルールを守るべき」という思考に対して、「ルールは守ることができれば良いが、何か他の理由で守れない時もある」などと、「べき思考」を少し緩和してあげるのです。
自分の「べき思考」が緩和されると、自分を縛ることも減るので、少し生きるのが楽になるかもしれません。
よくイライラする人や、怒ってしまって後悔することが多い人は、自身の「べき思考」を見直してみてはいかがでしょうか。
怒りによらない、気持ちの良いコミュニケーションについて知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
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