障子の張り替え方:素人でもできる太鼓張り挑戦ガイドを写真付きでお届け。

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障子を自分で張り替えることに挑戦するのは、特に初めてだと少しハードルが高いように感じるかもしれません。

しかし、コツさえ掴めば、誰でも簡単に美しい仕上がりを得ることができます。

今回は、特に冬の寒さを防ぐ効果が期待できる「太鼓張り」の方法について、具体的に説明していきます。

ホームセンターで手に入る道具を使って行えるので、皆さんもこえを見ながら挑戦してみてください。

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材料

まずは必要な材料を揃えましょう。私はすべて近所のホームセンターで手に入れました。

  • 障子紙:最近は紙ではなくてプラスチック製のものがあり、強度も断熱的にもそちらがおすすめ。
  • 障子のり:専用のりや両面テープ式がありますが、両面テープの方が簡単です。
  • カッター:紙を余分に切る際に使用。よく切れる物を使うこと。
  • ハケ:のりを塗る時は刷毛も買いましょう。おさえ刷毛もあると便利です。セットで買うと付いてくるかも。
  • 霧吹き:既存の障子を濡らして剥がす時に使います。また、紙タイプには湿気を与えながらシワを伸ばすために使います。
  • 定規:紙を真っすぐ正確に切るために必須アイテム。

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張り替える手順の概要

障子を張り替える際は、以下が大まかな流れになります。

  1. 古い障子紙を取り除く:まず、古くなった障子紙を丁寧にはがします。
  2. 枠を清掃する:古い糊や埃を取り除いて、枠をきれいにします。
  3. 新しい障子紙を貼る:ピンと張った状態で障子紙を貼り付けます。太鼓張りの場合は表にも貼ります。
  4. 仕上げを行う:シワがないか確認し、乾燥後、余分な紙をカッターで切り落とします。

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張り替える手順の詳細

Step 1: 古い障子紙を取り除く

古い障子紙は端から剥がすだけで簡単に外れることもありますが、きれいに取るために霧吹きで濡らしてから剥がすとスムーズに障子が取れます。

Step 2: 枠を清掃する

障子紙を取り除いた後、枠には古い糊や埃が残っていることがあります。これを柔らかい布やヘラを使ってきれいに取り除きましょう。きれいな枠でないと、でこぼこしたり粘着力弱ったりして新しい障子紙がしっかり貼り付けられません。

古い障子紙を剥がしたあとにノリが結構残っていた。水を付けてゴシゴシ落とす。

Step 3: 新しい障子紙を準備する

新しい障子紙を枠より少し大きめに切り出します。余裕を持たせて切ることで、貼り付け時にズレが生じても後で調整しやすくなります。

Step 4: 糊を塗る or 両面テープを貼る

障子のりを枠全体に均一に塗り広げます。このとき、のりの量は適度にして、少なすぎず多すぎずがポイントです。ハケを使ってムラなく塗ることで、仕上がりが美しくなります。

両面テープの場合は、縦か横か先に全て貼って保護シートを剥がしてから縦か横を貼るようにしましょう。先に二重に貼ってしまうと後で保護シートが取れませんので。

Step 5: 障子紙を貼る

糊が乾かないうちに、準備した障子紙を枠の上に置き、軽く手で押さえながら中央から外側に向けて空気を押し出します。おさえバ刷毛を使うとよりスムーズです。この作業を丁寧に行うことでシワができにくくなります。紙をピンと張ることが重要ですので、緩まないように注意しましょう。プラスチック製の障子の場合、シワがほとんどできないので、その点でもメリットがあります。二人いると作業が楽です。

太鼓張りの場合、表面にももう一枚貼ることになります。

私の家の障子は外の木枠と格子の木枠に段差があったので、大きめに障子を切って外の木枠の内側に張り付けることで太鼓張りにできました。

外の木枠の内側に両面テープを貼ったところ。

表の障子を中に織り込んで収まるように切ることが一番難しいところでした。

プラスチック製なので折り目がつかず形を作りづらかったです。紙製ならもう少しラクかも?

端を内側に折り返して外枠に障子紙を接着している。

Step 6: 霧吹きで仕上げる

紙を貼り終えたら、霧吹きで軽く障子紙を湿らせます。これにより、紙が乾燥する過程で自然にピンと張り、太鼓のようにしっかりとした張りが生まれます。プラスチック製の場合、この作業は必要ありません。

Step 7: 余分な紙をカット

完全に乾燥したら、カッターを使って枠に沿って余分な障子紙を切り落とします。この作業は最後の仕上げになるので、慎重に行いましょう。

障子紙をきれいに切るためにも、カッターはこまめに折って、切れ味を良くしておきましょう。


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張り替える時に注意する点

  • のりの量に注意:のりが多すぎると乾燥後にシワが寄る原因になります。少量を均一に伸ばすことがポイントです。
  • シワを伸ばす際の力加減:中央から外側に向けて空気を押し出すときは、強すぎず、優しく行うことで紙が破れるのを防ぎます。
  • 乾燥時間を確保:張り終えた後は完全に乾燥するまで触らないことが大切です。焦ってカッターで切り落とすと、仕上がりが悪くなることがあります。

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張り替えた後の感想

張り替えを終えた後は、部屋が新しい障子紙によって明るく清潔に感じられ、達成感もひとしおです。太鼓張りにしたことで特に冬場には、断熱効果が期待できるので、家の中が暖かく保たれるのを実感できるでしょう。

うーん、満足。

ついでに、冬の寒さ対策として、障子の隙間をモヘアテープで埋めました。

こうした隙間から冷たい空気が入ってくるのでひと手間かけることも忘れずに。

初めて挑戦する人でも、きれいに仕上げることができる障子の張り替え。

少しの手間で、気持ちいい住環境を自分の手で作り上げることができます。

太鼓張りをして断熱効果を期待するのもいいですが、和室以外の窓には簡易内窓を設置して二重窓にするという手もあります。下のブログで紹介しているのでぜひそちらもご覧ください。

また、縦長の窓などで引き違い窓が設置できない場合には、FIX(はめごろし)窓を作るという手もあります。こちらもおススメです。

是非、週末のDIYプロジェクトとして挑戦してみてください!

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