手間のかからない野菜シリーズ ~サツマイモ編~

Food-食
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週末農業でもできる手間のかからない野菜を紹介していきたいと思います。

今回はサツマイモについてです。

サツマイモは、やせ地を好むほど生命力が強く肥料もほとんど必要としません。

ですので、追肥や芽かき、支柱を立てたりなんていう手間がかからず放って置くだけで育ちます。

サツマイモは週末農業の私でも簡単に育てられる野菜でした。

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サツマイモ植え付け

サツマイモもジャガイモ同様で、アルカリ性だと病気にもなりやすいそうなので、石灰の散布は控え目がいいと思います。

また土質は、水はけの悪い土地では蔓ボケする傾向にあるので、高畝にするなり、通気性を良くするような土壌改良材を混ぜるなりの注意が必要です。

植える際は、まずは苗を少し乾燥させた方がその後の活着がいいと聞きます。

それは、乾燥することで切り離された苗の発根が促されるとのことです。

週末農業の方は、苗を買っても、すぐに植えることができないこともあるでしょう。

ですので、蔓を湿らせた新聞紙などで包んで何日か保管しておくことで、この発根の仕組みを自ずと取り入れることができます。

何日かすると発根していることに気がつくと思います。

植付け方法には斜め植え、水平植え、船底植えなどがあります。

一般的には水平植えや船底植えが多く、収量も見込めます。

農林水産省HPより サツマイモ:そだててみよう
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ほぼ手間のかからないサツマイモの世話

始めに書いたように、追肥や苗の手入れなどはほとんど必要ありません。

ほとんどと書いたのは、1つだけやることがあるからです。

それは蔓返しというものです。

サツマイモは蔓が伸びてくると、地面に接しているところから根が出てきます。

その根を放っておくと、これも蔓ボケの要因になります。

ですので、その根を引きはがす作業が蔓返しと呼ばれ、何回かやることになります。

夏の暑い時期だと結構大変ですが、家庭菜園などで本数も少なければ蔓をひっくり返すだけなので、すぐに済みます。

しかし、これも黒マルチを敷けばやらなくてもよくなります。

黒マルチを敷くことで不定根が土に触れないので、ひっくり返すこともしなくていいのです。

また、マルチのお陰で雑草も生えてきづらいので、その手間もかからなくて済みます。

ただ、費用とその後の処分などを考えると、勿体なくて私は買えませんが…。

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サツマイモの収穫

サツマイモの収穫は、植え付けから4か月くらいしたら収穫の時期を迎えます。

ですので、6月にサツマイモの苗を植え付けしたら、10月に収穫をできる目安です。

一度、試し掘りしてみて実が肥えていたら収穫の頃合いかと思います。

蔓があると作業の邪魔なので、先に蔓を全部切ってしまい、掘り起こすだけにしておくといいでしょう。

皮が柔らかいので、スコップなどが当たってしまうとすぐに皮が破れて傷がついてしまいます。ですので、私は手で掘ります。

また、ジャガイモと同じように、天気が続いた日に収穫した方が、収穫も楽ですしその後の作業も楽です。

ただ、ジャガイモと違って、収穫後に天日干しして乾燥ができるので、土がある程度湿っていても大丈夫ですが。

乾燥しないと、その後の貯蔵の段階で腐ることになるので、しっかり乾燥させましょう。

もちろん、水洗いなどご法度です。

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サツマイモの保存

サツマイモは採れたてが美味しいかというと、そうでもありません。

デンプンが麦芽糖に変わっていくまで待たないと甘くはないのです。

ですので、3週間ほど収穫後は保存するのです。

そうすると甘みが増します。しかし、この時に5度以下になってしまうと、低温障害といって腐ってきてしまうので、そこは注意しましょう。

個人的には、3週間と言わず何か月も保存したサツマイモの方が甘いと思います。

ですので、長期保存を目指して、上手く保管して、甘いサツマイモを長く楽しみましょう。

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(オマケ)サツマイモの調理方法:焼き芋

調理方法の一番のお勧めは焚き火や石焼きですが、家庭では難しいので空焚きができ土鍋やセラミック鍋があると、売っている石焼き芋のようなあまーいサツマイモを作ることができます。

石焼き芋がなぜあんなに甘くなるのかというと、決め手は温度水分です。

保存する時にデンプンが麦芽糖に変わるように、調理の際に70度前後を保つことでもデンプンが麦芽糖に変わります。

この温度を長く保てるようにするのが一点と、単純に水分が飛べば、その分甘さが凝縮されます。

売っている石焼き芋は、皮と実の間に隙間ができていることがあります。それは、それほど水分が飛んでいるという証拠です。

あとは好みが分かれますが、紅あずまや鳴門金時のようなホクホク系と、ベニハルカや安納芋のようなネットリ系で、できあがりがかなり違ってきます。

初めに紹介した、空焚きできる土鍋やセラミック鍋だと、長い時間、空焚きしても大丈夫ですので、先の温度と水分の条件を満たすことができるのです。

中火くらいでじっくりと温度を上げていき、火に長い時間かけることで水分を飛ばしていくのです。

私はネットリ派なので、家でいつでも作れるようにサツマイモ専用の鍋を買っちゃいました。

皆さんも、お家で美味しい焼き芋を食べてくださいね!

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