皆さんは、車の運転中に後ろの車が気になって、何度もバックミラーを見て後ろを確認するなんてことはありませんか。
多分、そんなに気にしている人は少ないと思いますので、気にしない方が羨ましい私です。
今回は、最近、運転する機会が増えたので、気になっていた後続車チェックの習慣を変えたくて、考えたことを書いてみます。
どうして後ろの車が気になるの?
どうして後ろの車が気になるのでしょうか。
普段から人の目を気にする人だと、車の運転中もそれは変わらないと思います。
なので、後ろの車の人がどう思ってるんだろう、気分を悪くしていないかな、遅いとか思われてないかな、などと勝手に考え始めてしまいます…。
基本、運転中も後ろを気にしてネガティブなことを考えて、一人で不安に思っているので、そんなことをしていると疲れてしまいます。
また、喧嘩っ早い人も、常に誰かが自分を攻撃していないかチェックしているため、後ろの車が攻撃してこないか確認するということもあるかもしれません。
自分の運転を振り返って、後ろを気にして何回もミラーを見ている人で、運転が疲れるなぁと思う人は、もうしかしたら上記に当てはまるのかもしれません。
そのような方は後ろを確認する時の、自分の気持ちや考えを観察してみるようにしてみましょう。
HSP(Highly Sensitive Person)の方などは、もしかしたら当てはまる方が多いかも?
コメント欄で教えてくださーい。
後ろの車が気になって疲れる。どうしたらいい?
そんな時、答えは簡単で、前の車に集中することです。
単純すぎますが、私はこれをやり始めてから効果を実感しています。
具体的にどうやるかというと、
その時の時速に合わせて車間距離を一定に保つように走るということです。
時速の遅い時には車1,2台分空けて、もっと速い時には数十メートルを空けて、一定の距離を保つように走ります。
近すぎると、前の人にプレッシャーを与えてしまうので、適宜調節しましょう。
また、スピードを出して接近すると、追い抜かしたいと思われてしまうので、それも要注意です。
あくまで、前の車についていくのが狙いですので。
逆に、後続車を確認する時とは
むしろ後ろを見ないといけない時ってどんな時なのでしょうか。
教習所の頃から大分経っているので忘れてしまいましたが、考えてみると、後ろを見る行為って限られた状況に必要なんですよね。
色々とあると思いますが例えば、
- バックする時
- 車線変更する時
- 右折や左折する時
- 対向車が右折したい時
- 複数車線で先頭を走っている時
1と2と3は、皆さん必要ですよね。
4と5は人それぞれだと思うので補足します。
4.対向車が右折したい時は、自分が止まるかどうかを判断するために後ろを見ます。
仮に、後続車がいないのなら、わざわざ自分の車を止めるよりも、早く自分が通り過ぎた方が双方にとっていいと思うからです。
5.複数車線で先頭を走っている時は、追い越したい車がいるかもしれないので、ちょくちょく後ろを見ます。
特に高速で追い越し車線を走っている時は、後ろからどんどん接近してくる車もいるので、そのような時は道を譲る必要があると思います。
そういう車を見ると、法定速度以上で走っているので、怖いもの知らずの人か、ちゃんと覆面や取り締まりがないと知って運転しているのだと思って、すごいなぁと思います。
ですので、急いでいない時は、追い越し車線はあまり走行しないようにしています。
後ろを気にする必要性が増して、疲れますので…。
このように後ろを向くべき時が分かれば、その他の場面ではほぼ要らない行為だと分かるので、安心して前を向いていられます。
先頭にいる時はどうしたらいいのか。
ホント勝手な妄想なのですが、先頭を走っていると、リーダーになるというか責任を感じてしまいます。
自分の走りが後続の車の走りに影響するからです。
自分がノロノロ運転だと、皆がノロノロ走る破目になり迷惑です。
状況によりますが、法定速度+10キロとかでしょうか。
(本来なら法定速度と書かないといけないのですが。やけに広くて見通しもいいのに、時速40キロ制限とかありますし、法定速度だと明らかに他の車よりも遅くなってしまう場合などもよくあります。)
なので、私は知らない土地で先頭を走っている時は、法定速度で走って、他の車の速度を見て決めています。
地元ナンバーの車であれば、その辺りに詳しいでしょうし、ネズミ捕りや覆面がいそうな所などではスピードを出さないと思います。
逆に、前の車に合わせない時とは
それは、前の車のさらに先の状況が分かる時です。
例えば赤信号なのに、無理して早く近づく必要はないと思います。
これも人それぞれですが、赤信号に早く着いて早く停まりたい人もいるし、赤信号が見えたら、なるべくアクセルを踏まずに自然にスピードが落ちてくるのを待ちたい人もいると思います。
マインドフル・ドライブ
タイトルにマインドフル・ドライブと書いたのですが、これは他の瞑想法から思いつきました。
瞑想には、歩く瞑想や食べる瞑想というのもあります。
それぞれ、その時の感覚に意識を集中させるものです。
そこからヒントを得て、運転も瞑想になるのではないかと思ったのです。
調べてみると、そのようなものもあるみたいですね。
※英語のページなので、翻訳してお読みください。
マインドフルとは、瞬間瞬間の気づきを大切にした心の状態のことです。
ですので、前の車に集中して運転することでも瞑想の効果はあるのではないかと考えました。
後ろの車が・・・、とか雑念が浮かんだら、その都度「前のクルマ」に意識を集中します。
そして、ペダルを踏んでいる足の感覚に意識を向けたり、握っているハンドルの感触に意識を向けたりします。
今、ここの感覚に集中するのです。
ちなみに先頭の時は、前の車はいないので、「前の車」とか頭の中でつぶやいてもいいと思います。
人は2つのことを同時に考えられないので、「前の車」と頭の中でつぶやくことで、雑念が一瞬消えます。
そこで目の前に見えるものや、手や足の感覚などに注意を向けて、運転にまた集中するのです。
瞑想をやると、雑念が浮かんでは消えてを繰り返すので、車の運転中も同じように雑念が浮かんでは運転に集中するのを繰り返すのです。
まとめ
前の車に集中する。
ただこれだけなのですが、冒頭でも書きましたように、私はこれを実践して、かなり楽に、ストレスをそれほど感じることなく運転できるようになりました。
バックミラーを見る回数も減りました(実践前後の回数数えてないので実感ですみませんが)。
と、こんなマインドフルに運転をしなくても、この後の予定考えるとかできればいいんですけどね~。
今回、自分の運転を振り返ってみると、自分の人生も無駄に考えることが多いと思いました。
雑念が多くて、今に集中できてないというか。
色々と気にして人生にも無駄が多いなと感じた、マインドフルドライブの巻でした。
こちらの瞑想法の本を参考にしました~。
瞑想というと、何か神秘的な、ちょっと怪しいと感じる人もいるかもしれませんが、そうではなくて、心のトレーニングのようななものだとして、説明してくれる本です。
ここで紹介されている瞑想法は、ブッタが推薦しているという、「サマタ瞑想とヴィパッサナー瞑想」
その内、「ヴィパッサナー瞑想の試みは一切の思考を停止すること」
苦しみからの解放は、思考の停止にあり。
ピンときた方は、ぜひご一読を。
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