バイリンガル教育。一人一言語の原則と、知ると怖いバイリンガルの3タイプ

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前々から、子供の将来を考えた時に、バイリンガルになって欲しいと思っていました。

ハーフなら勝手にバイリンガルになるんじゃないかと思っていましたが、ちゃんと調べてなかったので今一度調べてみることに。

ということで、今回はバイリンガル教育について調べてみました。

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バイリンガルとは

そもそもバイリンガルとは何でしょうか。

私は、単純に2つの言語ができる人と思っていました。

が、実際はもっと多様なものだったようです。

バイリンガルの定義は、実は曖昧なもので、何をもってバイリンガルと言うのかは、未だに定まっていないようです。

けど考えてみると、それもそうですよね。

このレベルまでそれぞれの言語を使用できればバイリンガル、とは一概には言えません。

そもそも、日本語だけできる人でも色々なレベルの人がいます。話すのが上手な人や書くのが得意な人、または逆に話すのが苦手な人まで、

そして、知的な遅れがあったり、読み書きの障害があったりする人もいます。

同じように、バイリンガルにも色々な人がいるということです。

以下2点から考えた際に、バイリンガルにも色々とあることが分かると思います。

  • 話す・聞く・読む・書くのバランス
  • 第一言語と第二言語のバランス

それぞれの言語の、話す・聞く・読む・書くという4つのバランス

例えば、話したり聞いたりできるけど、読み書きはほぼ出来ないという人もいます。

出稼ぎで日本に来た人なんかは、結構当てはまるのではないでしょうか。

日本語の読み書きを覚えるのはかなり難しいと思います。

日本人は逆に、読み書きはある程度できるけど、話す聞くができなといったパターンが多いように思います。

第一言語と第二言語のバランスと年齢相応のレベル

例えば、日系人とアメリカ人のハーフで、英語は流暢だけど日本語はあまり喋れない人もいると思います。

どちらの言語も、年齢相応のレベルまで達しているのか、それとも片方だけ母国語と呼べるレベルなのかということです。

そんなわけで、色々な言語レベルのバイリンガルが存在することが分かったと思います。

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カミンズの2言語の閾説。バイリンガルの3タイプ

ここでジム・カミンズさんの理論を紹介したいと思います。

この方は、カナダのトロント大学でバイリンガル教育の研究をしているそうです。

カミンズの2言語の閾値仮説では、バイリンガルを3つのタイプに分けています。

バランス・バイリンガル

・2言語とも年齢相応のレベルまで達している

知的発達にプラスの影響

ドミナント・バイリンガル(モノリンガル)

・1言語のみ年齢相応のレベルに達している(いわゆる一般の方々)

・知的発達にプラスの影響もマイナスの影響もない

ダブル・リミテッド・バイリンガル(セミリンガル)

・2言語とも年齢相応のレベルに達していない

知的発達にマイナスの影響

恐らく、一般的に考えられているバイリンガルって、バランス・バイリンガルではないでしょうか。

しかし、ダブル・リミテッド・バイリンガルというタイプも存在するそうです。

正直、これを知って、バイリンガル教育が少し怖くなりました。

下手にバイリンガル教育をすると、知的発達にまでマイナスに影響するかもしれないということです。

言語能力が年齢相応にないと、他の学業まで影響するのは目に見えています。

また、他の子供に比べて言語発達が遅れることで、自尊感情や対人関係にまで影響することも考えられます。

実際に、知り合いの子供を見ると、このダブル・リミテッド・バイリンガルではないかというケースが散見されます。

とくに、日本にいるひとり親の外国人の子供や、ハーフで親の目が行き届いてなさそうな子供に多い気がします。

どちらの言語も中途半端に習得する状況が一番危ういということです。

国際結婚したからと言って、自然にバイリンガルになるわけでもないし、外国に住んでいるから母国語と外国語が自然に身に付くわけでもなさそうなので、親は注意が必要です。

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バイリンガル教育

それでは、どうしたら子供がバイリンガルになるのでしょうか。

移民が多い欧米の国では、一人一言語が原則のようです。

例えば、父は日本語で、母は英語などと固定し、子供が生まれてからずっと固定した言葉を使い続けるということです。

同じ親が多言語を混ぜて接すると、子供が混乱してしまい、それこそ中途半端に言語を習得することになってしまうのです。

怖い怖い…。

自然に混ぜて話しかけてしまいそうです。

こちらの本では、日本人の父が英語を、日本人の母がスペイン語で話しかけるという、一人一言語を原則に接していき、見事、子供がトリリンガルになったという話が載っています。

しかし、彼らはその言語の専門家同士(英語やスペイン語の大学教授)だったので、そこまでのレベルにできたのかもしれませんが。

ちなみに、日本に住んでいたので、日本語は祖父母や学校で習ったそうです。

父母や本人の苦労もあったそうですが、日本にいながらトリリンガルとはすごい…。

しかし、私の知り合いの日系人の多くが、日本語、スペイン語、英語、のトリリンガルになっていました。

それぞれの言語レベルは、まちまちでしたが。

こうした成功例もあることを知ると、我が子もバイリンガルに、と思うのが親心でしょうか。

しかし、実際はここに、アイデンティティの問題親子関係友人関係も言語には大きく影響してきます。

それについては、また他の時に書いてみたいと思います。

これからもバイリンガル教育について、学んでいきたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

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