最近は、離婚件数が婚姻件数の約3分の1とか聞くこともあって、離婚が増えているイメージですが、国際結婚では更に割合が多いようです。
大体、離婚件数が婚姻件数の約2分の1らしいです。
国際結婚の場合、なんと50%以上の離婚率になってしまう
https://ricon-pro.com/magazine/95/
やはり国際結婚では、離婚率が高い!
しかし、中身を見ていくと、男女どちらが日本人か、どこの国のパートナーか、などにより離婚率のバラつきが大きいようです。
そこで、ここでは日本人男性が日本語のできない外国人女性と結婚した場合の、結婚後の愚痴、大変さを書いていこうと思います。
私の覚悟のなさと、キャパが小さいので、こんなことで大変になっているだけかもしれませんが、これから国際結婚を考えている方の参考になればと思います。
日本語が必要な手続き系は全てやることになる
まずは、当たり前のことですが、日本語での手続きが必要なことは全てやることになります。
日本人のパートナーなら、自分でやってくれるでしょう。もしくは一緒に相談したり分担したりしながらできるのかと思います。
特に国際結婚をして、日本に来がばかりで日本語の習得もままならない頃に顕著かと思いますが、
例えば、
- ビザの発行
- 仕事探し
- 日本語学校探し
- 各種保険や光熱費の契約や支払い
- 近所付き合い
- 本人や子供の通院服薬管理や付き添い
- 出産関係の全て
- 子供の日本語教育(例えば、こどもちゃれんじの読み聞かせなど)
- 緊急時(子供の怪我、救急車やタクシー呼び方)の対応
- 習い事、保育園・幼稚園や小学校の連絡、宿題や課題、提出物、学校のたよりの対応
などなど。
上記の中でも、別に大変でもなく、何の事はないものも多々あります。
ただ、これらの中でも、平日に対応しなければならないものもあります。
(え、他の方はどうやり繰りしているんでしょうか。。。)
子どもの通院など、周りに付き添いを頼める人が居なかったら、日本語が分からないのに一人で行くのは大変ですよね。
小さい頃は熱が頻繁に出るもので、その度に通院などしないといけません。何度もある予防接種や健診も然りです。
緊急時はパニックにもなりますし壊滅的です。ちゃんと誰にヘルプを出すか相談しておきましょう。
タクシーや、110番・119番なども練習しておくのが念のため必要です。
そして、子供ができたら園や学校のことなどを協力しないとやっていけません。
今のご時世、フツーに協力するだろって思いますが、お互いに精神的に負担な面もありまして、これについては後述します。
日本語のできない最初の頃は、これらを日本人パートナーがやらないといけませんし、その諸々の手続きをやったことも知らないので、感謝されることも少ないかと思います。
上のリストを見ていただくと分かるように、恐らく、日本人女性と外国人パートナーが国際結婚した場合、それほど大変ではないかもしれません。
ちなみに、日本人女性と外国人パートナー(特にアメリカ)の離婚率は、日本人男性と外国人パートナー(特にアジア系)が国際結婚したパターンに比べて低いようです。
かなり納得できます。
外国人の夫が普通に稼いで、日本人の妻が家庭をメインにやりくりした方が、家庭がスムーズに上手く回るのでしょう。もしかしたら外国人(特に欧米?)の夫の方が家のことも分担してくれるかもしれませんが。
そう考えると、女性パートナーの国に移住するのも良さそうですが、今度は、男性パートナーの外国語能力や稼ぐ力が問題になってきますね。
パートナーの日本語習得の難しさ
これは何年経っても続く問題かと思います。外国人にとって、日本語を習得するのは大変と言われていて、特に中国人以外には漢字は覚える気を無くさせるのではないでしょうか。
読みに関しては、Google翻訳なりを使い続けることになるかと思います。
それで、これの何が問題かと言うと、国際結婚する前から日本に興味を持っている人ではない限り、日本語の習得が難しく、何年経っても上達しないということが見られます。
私の周りにも、何人もいます。。。
日本に興味があるかという問題だけでなく、日本語を使わなくても何とかなってしまう環境も要因になります。
家庭内は外国語で済んでしまい、外で日本語を話す機会もなければ、日本にいても日本語の上達はしないということが起きます。
話しは逸れますが、留学しても日本人同士でつるんで、外国語が上達しなかったなんて話をよく聞きますが、それと同じかと思います。
さて、そこで何が起こるかというと、なかなか上達しない日本語にイライラを募らせていきます。
何か必要が迫られた時に、「日本語を勉強してないから…」と思うようになります。
ま、いつかは諦めの境地に辿りつきますが…
もし日本語がほとんど上達せずに過ごして、そこに不満を持っているとすると、このように相手への失望を抱いて、日常を生活することになります。
ですので、国際結婚したら、日本語の上達に関しては、そこまで期待しないことが大切です。
日本語を学べる環境を用意したり、モチベーションを高めるように関わる以外に、本人に無理強いはできませんので。
逆に、日本語を学ぶ姿勢があり、独立心が強ければ、あまり問題にならずに大変さもないかもしれませんね。
言葉や文化の障壁
国際結婚をすれば自ずと立ちはだかる言葉や文化の障壁。
それらを見ていきましょう。
国際結婚における言葉の壁
言葉の壁は、国際結婚した日本人側の問題にもなるのですが、共通の言語がお互いにどのくらいできるかで、コミュニケーションの質が違ってきます。
もし外国人パートナーが日本語で話しているならば、相手の日本語のレベルによって、理解度が変わり、お互いに細かいニュアンスが伝わらないことになります。
(一昔前?の、日本人男性とアジア系女性のカップルによくある印象ですが)
逆に相手の外国語で話している場合、日本人側の言語レベルによって、同様のことが起きます。
私たちの場合、共通言語はスペイン語ですが、私の言語レベルがまだまだ・・・
お互いの共通言語がレベルの高いものであれば、ここはあまり大変な問題にはならなそうですね。
特にアジア系の女性と結婚をした日本人男性は、相手のカタコトの日本語レベルでコミュニケーションを取っている印象があり、恐らく、この問題を孕んでいるのかと想像します。
かと言って、日本人男性には相手の国の言語を習得するモチベーションも低く、お互いのコミュニケーションの質は、どうしても低いままになりそうです。
余談ですが、カタコトの日本語を使って子供を育てているアジア系の母親が多いように思います。
こちらの記事でも書いたように、子供の発達を阻害することもあるので、個人的にはホントに注意してほしいです。
むしろ、母親は自分の母語で話してほしいものです。
国際結婚における文化の壁
さて、突然ですが、プッチンプリンって知ってますか?
日本人なら、「あ~あのプリン」って分かるかと思います(最近の子は知らないか?)。
けど、パートナーにプッチンプリン買ってきてって言っても分からないし、説明するにも大変ですよね。
画像でメールすればいいですけど、そういうのも積み重なると面倒だったりします。急いでいたり機嫌が悪い時なんかは尚更です。
こうした固有名詞のものなど、日本人ならすぐ分かるものが、説明しないといけないので積み重なると大変に感じたりします。
保険や税金の仕組みも違いますし、家を借りる時や買う時のルールや、幼稚園や学校の仕組みも違います。
日本語でも説明するのに苦労しそうなことを、外国語で説明することの苦労…。自分の言語力の低さを痛感します。
国際結婚すると、文化と言っていいのか分かりませんが、家事のやり方なども違うので、一から教えることも多いです。
レンジや洗濯機を使ったことがなかったなんて場合、細かい機能を一つ一つ説明しないといけませんし、一度に覚えられる訳でもないので、何度か一緒にやったりします。
恐らく、炊飯器は使ったことがない人がほとんどでしょう。
日本のゴミの捨て方やリサイクルの仕方がパートナーの国に比べて細かい場合は、分からなかったり、面倒がってやらないことなどもあります(日本人でも難しい)。
掃除機も使ったことがなければ、ゴミパックの交換なども教えないといけません。
などなど、書いているうちに、教えるんじゃなくて自分がやればいいじゃないかという声が聞こえてくるような気がします。
いや、ホント、日本人女性と外国人パートナーの方が離婚率が低い訳です。
むしろ、こうしたことができない男性は、国際結婚しない方がいいかもしれません。
そして、何よりも子供を持たない方がいいです。
喧嘩が多くなり、子供が不幸せになり大変です。
実体験からニジミデル言葉・・・
国際結婚の離婚後は、子供も大変です。
どちらの国に住むのか、誰とどのくらいいるのか…、遠く離れて暮らすことは必至です。
話しは逸れましたが、日本人はよく謝ると言われるように、外国人パートナーは謝ることをせずに言い訳に終始するかもしれません。
文化の差なのでしょうが、国際結婚して、なかなか受け入れることが難しい部分です。
非を認めない限り、改善も見込めないと思えるのは私だけでしょうか…。
また、教育レベルや子育ての仕方が違うと、えっと思うことも多くなります(これは日本人同士でも同じか)。
関係の悪い中でも頼らざるを得ない関係
上記までに色々と書きましたが、国際結婚をすると日本人の方がやることが必然的に多くなります。
にもかかわらず、関係が悪い中でも、そのパートナーのためにやらないといけません。
「なんでお前のために」
逆に、相手も頼りたくないけど頼らないといけない歯がゆさを抱えることになります。
「なんであんたに頼まないといけないのか」
ケンカした際に、上手く冷却期間を設けて、お互いが冷静になる時間があればいいですが、お互いにイライラした中で、一方に頼らないといけない状況にあると、何とも大変です。
逆に、否が応でも関わらないといけないことで、コミュニケーションが生まれて、仲を取り戻せるチャンスでもありますが。
ただ、色々と積もっているイライラや不満があると、上手くコミュニケーションも取れずに、相手を非難する言葉が出てきがちです。
そうすると、収拾がつかなくなり、やがては離婚になるということが容易に想像されます。
一人前の大人のはずが、身の回りのことが一人でできない。その歯がゆさ。
私自身も、外国に住んだ際に大変だったので分かりますが…。
仮に現地でプライドが高かった人は、言葉が通じないことで以前のように普通に生活できず、無力感に直面できずに、避けて通るかもしれません。
まして、パートナーとの関係が悪い中で、相手に頼ることが苦痛に感じるかもしれません。
日本人同士の結婚では起き得ない状況や心境での、パートナー同士のコミュニケーションがすれ違いを大きくして国際離婚に繋がっていくのかと思います。
まとめ
国際結婚する大変さをツラツラと書いていきましたので、ネガティブなことばかり書いてしまいました。
いつかポジティブな面も書いてみたいです。
ただ、これから国際結婚を考えている方は、これらのことが起こるだろうと思って、結婚に踏み切って欲しいです。
日本人パートナーなら普通にできることができないからといって、相手を責めてしまうと後々大変です。
特に、日本人女性と結婚した日本人男性に比べて、国際結婚した日本人男性の負担は大きく映ってしまうのではないでしょうか。
そんなこと比べるものじゃないのは分かってはいますが、周りの姿は自然と目に付くものです。
日本人女性がこのブログを見たら、反感や不快感を抱いたかもしれません。
男性がもっと家事をやればいいだけだという意見が聞こえてきそうです。
日本人同士の結婚でも同じですが、解消のされようのない何となく積もっていく不満が、ケンカの元となり、いずれは国際離婚に繋がっていくのだろうと、このブログを書いていて思いました。
そして最後に、子供を作るなら、二人だけで暮らすことを、せめて1年はしてからにしましょう。
子供が生まれてからじゃ、諸々が大変です。
ちなみに、子供が生まれてからの大変さは、こちらをご覧ください↓
何か参考になることがあれば幸いです。皆様、お幸せになってください。ありがとうございました。
コメント