確定申告の時に貸借対照表を見てみたら、固定資産(建物)がマイナスになっていました。
またまたヘマをしていたようです。
そこで今回は、固定資産(建物)の修正の仕方について、マネーフォワードの画面を見ながらまとめてみます。
固定資産(建物)がマイナスって?
そもそも、どうして固定資産がマイナスになっていたか。
理由は簡単だったのですが、固定資産台帳を入力しただけで取得時の仕訳がされていなかったためです。
何とも初歩的なミスでした。
マネーフォワードの固定資産台帳は下のようになっています。
上の画面のように記載して、保存ボタンを押すと勝手に12月31日付で今期の仕訳台帳に記載してくれます。
ということで、安心してしまっていました。
しかし、そもそも固定資産取得時の仕訳をしていなかったのです。
それでは固定資産がマイナスになる訳ですね。
固定資産(自宅持ち家)取得時の仕訳とは?
今期償却額の仕訳は、パッとやってくれたのですが、取得時の仕訳は自分でするしかありません。
(ちなみに、どうして忘れたかと言うと、何年も経った自宅(持ち家)でも経費にできると途中で知ったので、改めてお金を使ったという意識がなかったためです )
さて、どういう手続きが必要かというと簡単で、マネーフォワードの手動で仕訳の、振替伝票入力画面にいきます。
事業を既に開始している場合は、下のような仕訳をすればいいだけです。
借方 | 貸方 |
建物 1,326万円 | 事業主借 1,326万円 |
これが事業開始時ならば、貸方は元入金として仕訳します。
また、自宅購入時に事業を開始していれば、購入金額を借方にそのまま入力すればよいだけです。
これだけで良かったのです。簡単ですね。
自宅持ち家を途中から事務所として使う場合の未償却残高の出し方
それでは、この1,326万円をどう出したかというと下の式になります。
未償却残高=建物の取得価額-建物の取得価額×0.9×耐用年数の償却率×経過年数
- 建物の取得価額(仲介手数料+売買代金)=3,000万円
- 耐用年数の償却率=0.031
これについては、こちらの資料を参考に算出しました。
※注意点として
平成19年4月1日以後に取得したかどうかでも、定額法か旧定額法か変わります。
建築資材(鉄筋か木造かなど)によって、耐用年数が違います。
非業務用期間は、1.5倍になるので、耐用年数22年のところが33年になります。
- 経過年数=20年
ちなみに、上の計算の意味は、20年前に、3,000万円で買った新築の木造住宅の、今の価値(未償却残高)ということです。
それが1,326万円であり、事業主借として仕訳しておけば問題はなかったのです。
皆さんはこんなことしないかもしれませんが、せっかくの間違いなのでブログにしてみました。
よろしければ参考にしてみてください。
きちんと知りたい方は、税理士さんや税務署に相談してみましょう。
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