離婚の原因とされる理由の1番は、価値観の違いや性格の違いとされています。
元々好きで結婚して、これからの人生を共にする覚悟で結婚したのに、どうしてそうなるのでしょうか。
今回は、夫婦喧嘩や離婚に至る、夫婦の価値観の違いや性格の違いについて考えていきたいと思います。
離婚の前の夫婦喧嘩の時点で、前兆は始まる?!
離婚についての原因が価値観の違いや性格の違いとのことでしたが、その前に夫婦喧嘩があるかと思います。
夫婦喧嘩をする前に離婚するというのは、稀なケースかと思います。
つまり、夫婦喧嘩の時点で価値観の違いや性格の違いが現れているのだと思います。
そして、夫婦喧嘩などで家庭の居心地が悪くなると、家に居るのが嫌になるのは容易に想像できますよね。
家に帰れば口喧嘩、嫌みを言われるなどしていたら、家=嫌な場所→離れる、という簡単な理解ができます。
そうすると、何が起こるかと言うと、 パートナーと関係を持たなくなったり、 家の外に他のパートナーを求めたり、趣味や遊びの時間が増えて浪費に繋がったりということになります。
これは、それぞれ離婚理由の上位を占める、 性的不調和、 異性関係、浪費などの項目に当てはまります。
つまり、形は違えど、家庭の居心地の悪さが元で起こっている現象だと思います。
家庭は居心地の良い場所であってほしいものです
夫婦喧嘩の頻度や内容によっては、パートナーの言動が変わり、お互いに距離ができてきて、離婚に至る色々な問題が勃発するということが理解できると思います。
価値観や性格の違いが夫婦喧嘩や離婚に至るまで
そんな価値観の違いや性格の違いが喧嘩や離婚にまで至るのはどうしてでしょうか。
それは、価値観をすり合わさなければならないことの多さや困難さが原因の1つだと思います。
もう1つは、結婚することによる関係性の変化も考えられます。
それぞれ解説していきます。
価値観をすり合わさなければならないことの多さや困難さ
小さなことから大きなことまで、2人で生活していくには同じことを強いられることが多々あります。
お互いに分けて使うことができるもの
これは解決も容易です。
例えば、こだわりの歯磨き粉や調味料があったりした場合、分けて使えば済むだけです。
一方がよく使ったり関心が強いが、他方は関心が低いもの
これも問題になりにくいです。
キッチン周りは妻がよく使うから、妻の裁量が大きくなるということをよく耳にします。
逆にガレージ周りは、夫がよく使うので夫の裁量が大きいなんてこともあります。
問題は、お互いに関心が強く共有するもの(分けづらい・分けられない)
この場合が問題になります。
大小ありますが、例えば、家や家具家電、食事、お金など、そして最たるものが子供です。
関心度によって問題にならないものもあるかと思いますが、片方が大事にしていることやお互いに大事なものほど価値観がずれた時に問題になりやすいです。
例えば、片方の性格や価値観がキレイ好き・健康志向・倹約家などの場合、家の使い方、食事の内容、お金の使い方にずれが生じやすいです。
お金の使い方で言えば、一方が将来のために貯蓄をと励んでいるのに、他方は趣味のためにお金を使ってしまえば、お互いに大事にしていることなので問題になることでしょう。
さらに、子供ができると価値観の違いは深刻になるかと思います。
それは一般的に、思い入れの強さが他のものより大きいからです。
仮に子供への思い入れが両親ともにない場合は、大した夫婦の問題にはならないかもしれませんが、その場合は逆に児童虐待という問題に発展しないか心配です … 。
また、片方が子供に対して強い思いがある場合は、関心がない他方の態度が非難の的となることでしょう。
どうして子供に関心がないのか。話にならない人だ。
子供の場合は、他方が子供の健康を気にしてバランス良く食べさせたい、将来を気にして習い事をさせたい、食事のマナーを覚えさせたい、など色々な期待をして、子供に接するものです。
その期待と違う行動をパートナーが取る場合は、そのことを大事だと思っている分だけ、気に食わないものです。
むしろ子供を守るためにと、大義名分を得てより強く反発するかもしれません。
このような場合、価値観を尊重し上手く話し合わないと、夫婦喧嘩が日常茶飯事となったり、別居、離婚へと発展したりする可能性があります。
結婚することによる関係性の変化
次に、結婚することによる関係性の変化が挙げられます。
結婚することで、お互いに安心感が生まれ、相手に気を使わなくなります。
気を使わないくらい心が安らいで、家族という身近な相手になる訳です。
結婚して相手が変わったという話をよく聞くのは、付き合っていた当時は他人であって、気を使って接していたからでしょう。
その気の張りが抜けて、少しだらしなくなったり、気を使わなくなったりすることで相手が変わったと多くの人は感じるのです。
それは甘えという言葉で言い換えることもできます。
これくらいならいいか、このくらい許してもらえるかなど、相手に甘えることもでてきます。
そうすると言葉もキツくなり、相手を傷つける言葉を容易に発することになります。
オイ、めし
初対面からこんな人だと分かっていたら、付き合ったり結婚なんてしてませんよね。
また、自分の親子関係の再現もあることでしょう。
特に自分の親子関係で問題があった場合は、それを今の夫婦関係でも再現することがあります。
例えば、親に対して抱いていた憎しみや嫌悪感と同じ感情を、自分のパートナーにも感じるなどが挙げられます。
別の言葉で言うと、親子関係という今まで学んできた関係性を、夫婦関係にも知らぬ間に応用しているということです。
結婚することで相手に甘えられる状況になると、いつものパターンが顔を出してくるのです。
このような関係性の変化が、元々あった価値観や性格の違いを顕在化させ、さらに相手を気遣わないコミュニケーションをして、夫婦喧嘩や離婚などの問題を引き起こす要因となると思います。
まとめ
以上から考えると、やはり価値観の似ている人と結婚することや、価値観の違いを自覚し話し合える関係が築ける人と結婚できるといいと思います。
また、自身の甘えや自分のコミュニケーションのクセを客観的に見られることも大事なポイントだと思います。
離婚していないけど喧嘩が絶えないという方は、以上の点に気を付けて改善を試みたらいかがでしょうか。
お互いに気持ちの良いコミュニケーションを心掛けたい。そんな方は、こちらの記事もおススメです。
これから結婚、または再婚をお考えの方にとって、参考になれば嬉しいです。
コメント